売上代金の入金はどのタイミングがベストか?
おはようございます。クオリアの佐分利です。
あなたの会社では売掛金をどのような形で
管理・把握されているでしょうか?
管理・把握されているでしょうか?
資金繰りの基本は、売上入金から考えるものです。
その管理は厳密に行っていかなければ、そもそも事業として
成り立たなくなっていくことも考えられますので、
売掛金の管理とキャッシュフローについて考えてみましょう。
それでは「脳レッジ!!」スタートです。
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財務部門「脳レッジ!!」第40回:
キャッシュフロー改善のために
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事業を営むうえで、もっとも重要といっても過言ではないのが
キャッシュフローの適切な管理と改善です。
「キャッシュフロー」とは、一定期間におけるお金(キャッシュ)
の増減のことです。
キャッシュフローの改善は経営の安定化・拡大にとって必須です。
キャッシュフローを改善するとは、簡単に言えば
「使えるお金を増やす」ことです。
そのうえで重要なのが「売掛金・買掛金」に対する考え方です。
現金で商売している場合は、利益の計上=現金の増加になるため、
複雑に考える必要はありません。
キャッシュフローを改善し手持ち資金を増やすためには、
利益を上げればいいだけの話です。
しかし、多くの会社は「掛金」で取引します。
売掛金には入金サイトがあり、
請求⇒入金までにタイムラグが発生します。
帳簿のうえで黒字が増えても、売掛金が入ってこず、
支払いばかりが続いたために資金繰りがショートしてしまう
ということがあり得るのです。
まず、大前提として、キャッシュフロー計算書を作成して、
お金の出入りをしっかり把握することが非常に重要です。
これができていなければ、今会社にどのくらいのお金があるのか、
アバウトにしか把握できないからです。
そのうえで、キャッシュフローを改善する方法は、
キャッシュイン(キャッシュが入ってくること)を早くする。
キャッシュアウト(キャッシュが出ていくこと)を遅くする。です。
ビジネスは通常支払いが先に来て、その後現金が入ってきます。
マイナスのあとにプラスがきて帳尻が合うようになっているため、
その間に業務を行うための余剰資金をできるだけ増やす必要が
あるわけです。
そのため、キャッシュインを早め、キャッシュアウトを遅らせる
ことでお金の出入りのタイミングをずらし、
手元に残る現金を多くすることが大切です。
取引先からのキャッシュの受け取りを早くし、
取引先へのお金の支払いは遅くする、
資金繰りの基本は
「入金は早く、支払いは遅く」です。