浸透していますか?経営理念〜パート①
おはようございます。
クオリアグローバルマネジメント株式会社
経営コンサルタントの平野です。
あと数日で今年も終わろうとしています。
あなたは、
今年の振り返り、来年の新たな
目標設定はされましたか?
目標は達成するためにありますが、
目標が達成できない理由の1つとして
経営理念の共有が出来ていないことが挙げられます。
経営理念は、ただ掲げていれば良いと言うものでもありません。
今回は経営理念の重要性についてお話しします。
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建設業のための勝ち抜きメルマガ 第3回:
浸透していますか?経営理念〜パート①
~経営理念の重要性~
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あなたは、
そして、スタッフの方は経営理念に沿った
仕事をされていますか?
過去私が支援していた企業様の中で、
後継者になられる方に自社の経営理念は?とお聞きしたときに
「わからない」と言う返答が返ってきた事がありました。
どうでしょう・・・。
「わからなくても、問題ないんじゃない」と思われた方は、
もう一度考え直してみて下さい。
経営理念とは
「理念」を辞書で調べてみると
“物事のあるべき状態についての基本的な考え”とあります。
とすると、
経営理念は
『なぜ自分の企業が存在するのか』
『自分の企業は事業を通して社会に何を貢献しようとしているのか』
などがわかるはずです。
経営理念がないデメリットとは
あなたは、
年度の初めに会社の目標を
スタッフの方々に発表されると思います。
だいたいは、数値目標の発表かと思いますが、
その時スタッフの方はどう思うでしょうか。
今年はこの目標達成のためにどうやって達成しよう・・・と
プロセスを考えるはずです。
あるいは、どうしたら良いかもわからず日々言われた事を
こなすだけのスタッフもいるかもしれません。
例えば、こんなのはどうでしょう。
A・・・経営理念がない
B・・・経営理念「お客様が安心して食べられる野菜を提供する」
はあるけど浸透していない
C・・・経営理念「お客様が安心して食べられる野菜を提供する」
が浸透している
3つの八百屋さんはこんな違いがあります
A・・・経営理念がない企業
品物の統一性もなく、 戦略を組もうとしても
信念になるものができにくい。
したがって 回りの情報に流されて、戦略も中途半端に
終わる傾向がある。
会社全体の統一性や、自主性も低い。
B・・・経営理念がスタッフに浸透していない企業
仕入する物や販売の仕方も
人によってムラがあり、お店の良さがアピール出来ない。
会社内でも、意見のある人・ない人などムラがある。
C・・・経営理念が浸透している企業
誰もが共通して「お客様が安心して食べられる
野菜を提供する」を基軸としている。
スタッフからも、仕事の改善に対する意見が出やすく、
経営者の伝えたいことが伝わりやすい。
会社全体に統一感がある。(向いている方向が同じ)
いかがでしょうか?
経営者の方はもちろん、スタッフも
「何のために・・・」というところが明確になっていないと、
ただ判断を求められるだけでは答えがでないものです。
今月もご購読いただいている企業の皆さまが、未来に向かってワクワクしながら毎日の経営していることを願っています。
来月は経営理念を浸透させるにはどうしたら良いかをお伝えしていきます。
良いお年をお迎え下さい。