資金の重要性
おはようございます。クオリアの山田です。
「黒字倒産」が存在することから分かるように
企業は幾ら赤字であっても、
資金が続く限りは倒産する事はありません。
逆に資金が無くなってしまうと
利益が出ていても倒産に陥ってしまいます。
このような事態を防ぐために、「資金繰り」は
とても重要なものです。
それでは「脳レッジ!!」スタートです。
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財務部門「脳レッジ!!」第37回:
資金繰り(キャッシュフロー)
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改めて会社を守るものは利益ではなく『資金(現預金)』です。
当然、利益を出すことはその企業の価値なので重要ですが、
利益=資金でないことはご存知のところだと思います。
企業活動を財務の観点からとらえると、
資金調達 ⇒ 投資 ⇒ 資金回収
という流れになります。
この資金回収の際に企業の付加価値が上乗せされ、
資金を増やしていく形になります。
あなたは、
自社の資金の流れを把握されているでしょうか?
経営困難や突発的なトラブルなど資金繰りが悪くなる原因は
さまざまですが、
まずは自社の状況を把握する必要があります。
- 現預金残高は現在いくらありますか?
- 売上金額がいつ、どれだけ入金されますか?
また回収洩れはありませんか? - 仕入れや外注費など売上に比例する変動費は
どれだけかかりますか?
またいつ支払いますか? - 在庫は適正量になっていますか?
- 毎月かかる家賃や水道光熱費、
消耗品などの固定費はどれくらいかかっていますか? - 借入れは現在どれくらいあり、月々いくら返済していますか?
さらに、
- 変動費や固定費、返済以外に
キャッシュアウトするものはありませんか? - 無駄な節税をしていませんか?
- 「損益分岐点売上高」や「必要売上高」を把握されていますか?
また、銀行借入と聞くと「借金(しゃっきん)」という響きから
出来るだけ使用したくないとお考えの経営者の方も多いですが、
資金調達には自己資本と他人資本の限られた方法しかありません。
この銀行借入の考え方についても追々お話ししたいとおもいます。