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歌手・広瀬香美さんといえば…  スポーツ用品といえば…



徐々に寒さが増してきた今日この頃…

%%FULLNAME%%%%FREE_2%%はこの寒さの中、スキーやスノーボードなど

ウィンタースポーツは楽しむタイプですか?

私は寒さに勝てず…インドアです(^^)笑



今回、そんなウィンタースポーツ、といっても…

大手スポーツ用品会社の“スポーツ事情”を探ります!

ウィンタースポーツで一世を風靡した会社「アルペン」の動向です。

ここ最近、注目されるお店もオープンしていますが、

会社の状況はどうなのでしょう?!?^^

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月イチ「脳レッジ!!」第123回:


歌手・広瀬香美さんといえば…

スポーツ用品といえば…


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タイトルを見て頂いて、

タイトルの「…」の次の言葉がサラッと出る方も

多いのではないでしょうか?^^



「アルペン」「スポーツデポ」「ゴルフ5」などの

スポーツ用品店を展開するアルペン。



アルペンと言えば、全国430店舗を展開。





1972年に愛知県名古屋市で設立された会社です。



もともとスキーのプロショップとしてスタート。

ちょうど設立年度の札幌オリンピックからのスキーブーム…

その後の1987年原田知世さん主演の

映画「私をスキーに連れてって」も

ウィンタースポーツ人気の火付け役ではないでしょうか(^^)



テレビCMの影響もあって、

この「アルペン」という社名を聞くと…

冬のゲレンデを連想する人も多いですよね?!^ ^





ただ現状、スキーやスノーボードなど

ウィンタースポーツ用品については、

グループ全体の売上に占める割合は5%未満だそうです。

これは意外な事実ですね^^



いかにCMイメージの刷り込み力が強いかです!





ということで…

売上の過半を占めるのは、

野球、サッカー、スポーツ系のアパレル、アウトドアなど

一般スポーツ用品なのです。





そんなアルペンも新業態の出店にも意欲的なようで…



昨年春に、愛知県春日井市の国道19号線沿いにある

「アルペン」店舗を改装し、新規オープンしたのが、

キャンプ用品の専門店

「アルペンアウトドアーズ」です。





テントだけで300種類以上あるという品揃えで、

実際テントを張ってみることもできるという体験型店舗なのです。

確かに楽しそうですよね^^



当然、この圧倒的な品揃えなので他店に置いていない商品を

手に取ることができるとあって、ほぼ値引きなしの定価販売!

すごい強気!(^.^)



でもでも、

土日は駐車場に入るための車が列をつくる人気ぶりなのです!



実際、私もこの道の前を通った時、

強烈な交通渋滞に巻き込まれました(//∇//)



また、昨年秋に名古屋市内にオープンした

新業態店「アルペンマウンテンズ」では、

ボルダリングやトレイルランニングなど

専門的な山岳用品から、アウトドアウェアまで

280ブランド、5万点を販売しているそうです。



さらには国内に3台しかないブーツフィッティングマシンを置き、

専門知識が豊富な店員さんに相談しながら商品を選べるなど…

ネット購入にはないリアルな「実店舗の価値」を高めた店舗

となっているのです。



店内には、ボルダリングの壁まで設置してあり…

文字通り「アルペンアウトドアーズ」と同様に

体験型店舗となっているわけです。^_^





でも、実はこの裏側には…

これら新業態のアウトドア関連が好調ながら…

業績不振を挽回するための対応でもあるのです。



野球やサッカー、テニスなどの従来のスポーツは

ここ数年、中学や高校の部活に参加する学生が減少し、

市場が縮小

また、ネット販売との競争で

値引き販売が常態化。





2018年は販売ピーク期である夏場

猛暑や豪雨、台風などの自然災害が重なったことで…

レジャー関連用品の需要が低下し、

業績悪化に拍車をかけたわけです^^;





直近2018年7~9月期の決算は、

2006年の上場以来初めての赤字に転落したのです。

2013年度117億円あった営業利益

18年度30億円となり…収益力は悪化しているのです。





そんなアルペンは、

創業当初から自社商品の開発に取り組み、

ウィンタースポーツ用品では「ハート」や「キスマーク」、

スポーツカジュアルウエアの「イグニオ」など

11のブランドを展開しています。





一般のスポーツメーカーの商品と比べて低価格ですが、

品質にこだわった商品で利益を稼いできたのです(^^)



そして、自社ブランド商品の占める割合が

全取り扱い商品の40%と高めであり、

業界の中でも自社商品の展開もかなり多く、

数年前までは売上の30%を占めてきた

利益率の高い商品でもあるのに…何故?!?といったとこです。



先に述べたスポーツ人口、ネット競争や環境の問題もありますが、

近年、ユニクロなどの他業界から…

高機能、低価格のスポーツウエアやアウトドア商品を

展開しだし、それが当たっているのも業績悪化に拍車を

かけているのではないでしょうか。



そしてアルペンは…

グループ全体の約1割にあたる希望退職者募集

踏み切ったわけです。

このコスト構造を改善し、

プライベートブランドの売上高の回復を図り、

街着としても使えるTシャツ、スウェットなど

汎用性の高いスポーツカジュアルや

アウトドア領域のアパレルを強化することで、

業績挽回に向けて動いているそうです。



スポーツ用品業界にとどまらず、

他業界を巻き込んだ戦いが強いられている状況下…



どのように巻き返すか注目ですね!



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