クオリアメルマガ

売上の見込めないリスク


おはようございます。


クオリアグローバルマネジメント株式会社、


経営コンサルタントの平野です。


 


いよいよ今年も残すところ1ヵ月になりました。


あなたの1年はいかがでしたか?
年始に掲げた目標は達成できましたか?


このあいだまで、暑い暑いと言っていたのにあっという間に
冬がきて、1年の経過の速さに恐怖さえ感じます。


目の前の事に追われ、明日やれば良い・来月やれば良いなんて言っていると1年終わって、結局“何も進歩の無い1年だった”なんて事にならないようにしたいものです。


 


前回お伝えしたように、景気は回復傾向にあります。


そんな中、建設業や製造業の経営者の方のお話しで
よく耳にするのが、「先の事なんてどうなるかわからない」
とか「うちはお客さん次第だから、先々の売上なんてよめない」
と言うお言葉です。


本当にそうでしょうか・・・。


そして、本当にそれで良いのでしょうか・・・。


 


今月は、先の見えないリスクについてお話ししていきましょう。

 

-------------------------------


建設業のための勝ち抜きメルマガ 第2回:

売上の見込めないリスク

-------------------------------

お客様の需要によって受注が左右される企業の場合、
その時の市場の動向であったり、得意先の経営状況に
よって受注は大きく変わるため先々の売上を先読みする
事が難しいと思います。
これは、どんな業界・どんな業種でも共通することだと思います


 


 


売上予想のしやすい企業としにくい企業



しかし先を見越して、売上予想をされる方と
先が読めないと言われる企業の違いはなんだろう
と考えた時、こんな違いがあるのではないでしょうか。

無題


売上予想のしにくい企業の多くは、
技術力があったりその企業の強みがあるにも関わらず、
その良さ・強みを活かしてそれを売上に変える事を
あまり考える機会がないだけなのではないかと思います。


 


売上が見込めないことで、どんなリスクを抱えるのか?



では、売上が予想しにくいと企業が倒産するのかと言えば、
必ずしもそうではありません。
ただ確立としては、予想のできる企業と比較すると高いの
ではないでしょうか。


なぜなら・・・


 


・自社の強み・良さを活かしきれない


・計画的では無いので、効率的な時間の使い方・資金の使い方がしにくい


・企業業績が悪化してしまうと、金融機関からの借り入れが難しい


・借入の際に、ビジョンが具体的で無いため金融機関の感触が良くない


・景気が悪化してきた時、スタッフもこの会社にいて大丈夫か不安になる


・スタッフが企業に不安感を持つことで、前向きな改善ができない


 


例えば勤めている会社の給料が不安定だとします。
毎月の給与が必ずもらえる金額が不明確だとしたら
家族のために最低限生活に必要な資金を確保できるように
別の仕事を探したり、副業を探したりするかもしれません。


 


なぜ経営となると、先行きがわからないと言いながら
何も考えられないのでしょうか?


 


脱!売上予想のしにくい企業



こんな感じで、考えてみてはどうでしょう。




無題

何かを始めるリスクは必ずあります。
だからこそ、先を見越して細かくシミュレーションをし、
まずは小さい規模で、何度も試作と修正をしていく必要があります。

それは、企業が安定しているときだからこそできる事です。



今月も読者企業の皆さまが、
未来に向かってワクワクしながら
毎日の経営をしていることを願って
います。

来月は「理念の重要性について」お伝えします。
                                    

クオリアメルマガ

最新記事一覧へ