成功から学ぶ失敗?!
おはようございます!
こんな成功例があるんだ!!と思いながら、
”成功事例”がたくさん載った本を買いあさっている方は、
実は一つ大きな落とし穴にはまっていることがあったりします・・・
今回の月イチ脳レッジ!では、
成功ではなく『失敗』から学ぶことの重要性をお伝えします^^
それでは月イチ脳レッジ!スタートです!
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月イチ「脳レッジ!!」第107回:
成功から学ぶ失敗?!
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売り上げが伸び悩んでいるという会社の相談を受けると、
決まって「うちと同じ業界の成功事例を教えてください」ということをよく言われます。
「なぜ知りたいんですか?」と聞いてみると、
「実際、成功しているじゃないですか!」と言われます。
他社の成功事例を知ることで、
「なぜあの会社は成功しているのか?」
「どうすれば上手く行くのか?」
その秘訣を知ることができるので、
上手くいっていない会社にとっては
まさに教科書のように思えるようです。
“成功事例”が正しい教科書であっても、
そこには既に“出来あがった答え”があるため、
それ以上の思考や発想力を養うことはできません。
そのため、
他社以上の成功を収めることができないのです!
「こうやればいいんだな」と、
そこでゴールを決めてしまい、
それ以上のことを考えることが
なくなってしまうからです^^;
“成功事例”は、1つのヒントであって、
思考力や発想力を養うための教科書にはならないし、
その事例以上の成功を収めることはできません。
要するに・・・
視野が拡がるようで拡がらないということです。
“成功事例”とは逆に・・・
“失敗事例”に目を向けてみると、
「どうすれば売れるようになるんだろうか?」
「どうすれば改善し成功へと導けるだろうか?」と、
自社に置き換えてみることで、
自らを成功へ導く思考や発想に変わります^^
「こうすればいい」という答えが
そこにはないからです!
こうした答えを求めようという働きが、
思考力や発想力を養うチカラになるわけです。
“成功事例”からは、1つのヒントやきっかけを得て、
“失敗事例”からは、得たヒントを力に変えることが
できる思考力や発想力を養えるということです。
当たり前ですが、どのような成功事例も
数えきれないほどの失敗の上に成り立っています。
売れない製品を何度も改良し、売れる製品が1つ開発できたとか、
人気メニューが誕生するまでに何百品ものメニューを開発してきたとか…。
そのため事例から学びを得ようとするとき大切なのは、
単に“成功事例”を見聞きするだけでなく、
その裏側にある“失敗事例”へ目を向け、
全体のバランスを見るようにすることが
とても大切なことです^^
他社あるいは、自社の“成功事例”だけでなく、
“失敗事例”にも目を向けてみてください。
今まで見えていなかったことや新たな発見、
問題を解決するヒントがたくさんあることに
気がつくでしょう!
そして何より…
成功するための力が養われていきます。