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ちょっとした“特別”扱い

おはようございます。

クオリアの安田です。

あなたは「いつもの」と言っただけで注文できる、

そんなお店は “特別”だと感じませんか。

 

数回購入、利用したことがあるお客様に、

定期的に購入・利用してもらうためにはどうしたらいいでしょうか。

 

それでは「続!脳レッジ!!」スタートです!

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第5回 続!脳レッジ!!

定期的に利用してくれる固定客の育成方法

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数回購入・利用してくれている!

これでお客様の気持ちは掴んだと安心していませんか。

お客様の心理は残念ながら

「この先もずっと購入したい!利用したい!」とは

思っていません。

特別な商品やサービスでない限り、

数回購入・利用しただけでは

この先もずっと通い続けたいとは思わない

のです。

 

近くに似たようなお店が出来たら、

お客様の気持ちは揺らいでしまうのです。

 

なぜお客様の気持ちを鷲掴みにできないのでしょうか。

それは

「お客様一人ひとりへの特別な対応がない」

からです。

お客様全員に同じ対応をしていては、

お客様の気持ちを完全にこちらに向けることはできないのです。

 

再購入客から固定客に育成するためには、

今以上の心遣いが必要になります。

そのためには“ちょっとした特別扱い”が大切です。

代表的な要素としては

 

1、お客様を覚える

全日空では「いつもご搭乗ありがとうございます」

「今日は飲み物何になさいますか」と、

言葉の中にお客様がいつも利用していることを

気づいていますよと伝えています。

 

2、特別な情報を教える

例えば「他のお客様には内緒ですが明日からセールになるので、

明日購入するのがお得ですよ。」と伝えることです。

 

3、お客様の好みを覚える

お客様の名前はもちろん、好きな商品・サービスを覚えて

それを切り口にコミュニケーションを取ります。

 

商品・サービス・業種によって“特別”の演出の仕方は

変わってきます。

スタッフ同士で話し合って、あなたの会社にとって

最適な“特別”を考えてみてください。

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「継続は力なり」

おはようございます。 クオリアの佐分利です。

5月も後半に入り、暖かくなってきたというよりは

急に暑くなりましたね。

もう既に夏日だそうですが、体調を崩さぬよう

気をつけてくださいね。

 

それでは「脳レッジ!!」スタートです。

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財務部門「脳レッジ!!」第13回:

「継続は力なり」

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PDCAサイクルついてお話ししてきましたが、

今回はPDCAサイクル総集編です。

正しく理解し、実践して、「目標達成」できるようにしましょう。

 

Plan(計画)

目標を設定し、目標達成のために何をするべきか計画を立てます。

ここで大切なことは、漠然とした計画ではなく、

数値化して具体性を持たせることです。

また、『いつ、どこで、だれが、何を、なぜ、どのように』

するのかを具体的に決めましょう。

 

Do(実行)

Planの詳細が決まったら次はDo(実行)です。

実行する内容(目標)を宣言し、とにかく行動することです。

また、次のCheck段階で評価がしやすいように、

行動結果を見える化し、明確にしておきましょう。

時間を測る・数を数えるなど数字を付けることが大切です。

 

Check(検証、評価)

あらかじめ設定した適切なタイミングの日程で、

定期的にCheckを行いましょう。

チェックリストをもとに第三者チェックを行うのも有効です。

成功した部分は何故上手くいったのか、失敗した部分は

何故上手くいかなかったのかを分析します。

実行で述べた数字を付けておくと具体的根拠ができるので

検証の正確性が増します。

 

Action(改善・再アクション) 

Checkで評価した内容を元に全体の見直しを図ります。

検証の結果を踏まえ、どのような改善を図るかを考えます。

この時に、次のサイクルの「Plan」を意識して考えることが

重要なポイントです。

計画を継続するか、やめるか、どのように改善するかを決定し、

再び「行動」に移します。

 

Actionまで一巡したら、PDCAサイクルを

「習慣化」することを目指しましょう!

PDCAサイクルを回すために必要なことは、

明確な目標を持つこと。

そして、継続していくことです。

一度で終わらずにPDCAを回すことも忘れないようにしましょう

常に目的意識を持って日々を過ごすことで、

成長を続けることができます。

「継続は力なり」です。

 

次回からはPlan(計画)の考え方や立て方について

深堀してお伝えします。

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セールストークにお悩みではありませんか?

おはようございます。クオリアの東です。

健康のために、ついにジムに通うことにしました。

実はジムという場所へ行くのは初めてで、

まずはカタチから…ということで

先日トレーニングウェアを買いに行きました。

今回は数ある商品の中から選択し、購入に至るまでのフローから

セールストークのヒントをご紹介します。

それでは、マーケティング部門「脳レッジ!!」スタートです。

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マーケティング部門 「脳レッジ!!」第10回:

いかに購入後の自分を想像させるかがカギ!

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私「ウォーキングしようと思っているのですが、

レギンスの上にトレーニングパンツ履いた方がいいですか?」

店員「どちらでもお好みで大丈夫ですよ。お尻が気になるのでしたら、

ゆったりとしたTシャツで隠すのも1つの手ですね!」

トレーニング初心者である私に店員は

様々なアドバイスをしてくれました。

 

さて、

あなたは何か「欲しい」「購入したい」と考えた時に

何をポイントに購入しますか?

 

まずは「欲しい」と考える理由

・現在使っている商品が壊れたので新しく購入したい

・現在持っていないがその商品を手に入れることで

現状が好転する見込みがある

などがありますが、

“よりよいものになるだろう・なりたい”という希望を持って

商品選択をすると思います。

 

次に、

数多くある商品の中から選ぶポイント。

・好み(見た目のかっこよさ、美的感覚)

・機能(商品自体が持つ効果・作用)

・簡便性(使いやすさ、メンテナンスなどの手軽さ)

・価格

 

価格帯が同じくらいならほとんどの方が

見た目の好みや欲しい機能で選ぶと思いますが

ここで必ず消費者は

「そのモノを実際に使用した自分」

想像しています

 

そこが、セールストークを膨らますチャンスです。

 

私は商品をあれこれ眺めながら、

「ジムでマシーンを使ったり、ウォーキングをする自分」を想像し、

運動する→汗をかく→汗がはりついたりシミになるのが嫌だな…

 

と考えていました。

 

店員はそこをしっかりと読み取り

「今私も着てるんですけど、この商品はすぐ乾きますし、

汗ジミが気にならない色ですし、シンプルなので着回しがラクですよ。」と、

実際の使用感を自分の言葉で付け加えながら

ニーズにこたえる商品を提案してくれました。

 

購買意欲を高めるためには

いかに「これしかない!」と思わせ、

“ワクワク”させられるか。

が重要です。

 

そのためには“共感を得ること”が大切です。

テレビショッピングなどで

「こんなことってありませんか?」

「あるある~!」「わかる~~」

というやりとりが必ずありますよね。

正に共感を訴えて、

より視聴者が想像しやすい状態を作っているのです。

 

「実際に使用している自分」像が

明確にイメージできればできるほど

“どうしようかな”という迷いの思考から

“これを買おう!”という決定の思考に変換できます。

 

つまり、

あなたの会社の商品・サービスを手に入れることで

どんな素敵な未来が得られるのかということを

販売に携わる全てのスタッフが知っていなくてはいけません。

 

自社の商品・サービスを使用して、

どんな未来が描けるかが明確になれば

「どうやってセールストークをしたらいいのか?」

と悩むスタッフもうまくアピールできるようになりますよね。

 

ぜひ“想像”し、実践してみてください。

 

 

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良かっただけで終わらせない!

おはようございます。クオリアの佐分利です。

世間では昨日でGWも終わり、今日から仕事という方も

多いのではないかと思います。

 

GWはリフレッシュできましたか?

逆に疲れがたまったなーなんて方も多いのでは?

生活リズムを取り戻し気合を入れて頑張りましょう!

 

それでは「脳レッジ!!」スタートです。

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財務部門「脳レッジ!!」第12回:

良かっただけで終わらせない!


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PDCAサイクルが一巡する最終段階が「再アクション」です。

一般的にはPDCAの「A」は「改善」と言われますが、

改善し行動することが重要になりますので、

クオリアでは、PDCAの「A」は「再アクション」と言っています。



「行動」(D)をやり切れば、ほとんどの場合「計画」(P)との

間にギャップが生まれます。

それを埋めるために、常に「改善」を繰り返す必要が

あります。

 

検証の結果を踏まえ、どのような改善を図るかを考えます。

そして、計画を継続するか、やめるか、

どのように改善するかを決定し、

再び「行動」に移します。

 

いくら計画と実行と評価を繰り返しても、改善し行動しなければ

仕事の質は上がりません。

せっかく根本的な原因を見つけることができても改善案に

反映した行動しなければその労力も無駄になってしまいます。

 

PDCAでは悪かったことばかりがきになってきますが、

PDCAは業務改善の手段です。

ですので成功要因も大きなポイントになってきます。

 

「上手くいって良かった」で終わりになっていませんか?


「成功要因はどこにあったのか」という結果分析も必要です。

悪いところを改善するのは大前提ですが良かったところを継続し、

より伸ばしていくことも重要です。

 

C(評価)の結果が良かった場合の「A」 は、

最初のP(計画)を続けていくための「仕組み作り」

なります。

弱点の補強と、成功ポイントの強化を行い、

最初にやってみようと決めたこと(計画)を、

今後も継続できるように(習慣化するように)仕組みを

作るわけです。

 

継続的に改善する動きを、“当たり前のこと”として

続けることこそが、

PDCAサイクルがうまく回っているということになるのです。

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「てるみくらぶ」が経営破綻した裏側に迫る!

あっという間に5月に入りました^^

 

1月からすでに5ヶ月も経過したかと思うと、

とても月日が過ぎるのは早いものです。

今回の月イチ「脳レッジ!!」は、

少し前にメディアでも取り上げられた
旅行代理店業「株式会社てるみくらぶ」について

お伝えしていきます^^

「株式会社てるみくらぶ」といえば、

利用者数もかなり多い人気の旅行代理店でしたね。

でも、そんな人気の旅行代理店で何が起こったのか?!

メディアでいろいろ報道されていますが、

今回はその“裏側”をのぞいていきたいと思います^^

裏側・・・どんな財務状態だったのかです・・・

それでは月イチ「脳レッジ!!」スタートです!

 

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月イチ「脳レッジ!!」第104回:

なぜ「てるみくらぶ」は
経営破綻したのか?!?裏側に迫る!

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「株式会社てるみくらぶ」の現況については、2017年3月27日に

破産手続きが開始されました。

その試算表を、東京商工リサーチが公表しています。
(※決算書ではないです)

スクリーンショット 2017-04-22 11.12.19

(出典:東京商工リサーチ TSR速報(大型倒産情報・注目企業動向)

試算表については、

速報性を重視するため、正確性には欠ける可能性があります。

そして・・・今回の「株式会社てるみくらぶ」の試算表は、

貸借対照表(B/S)のみ

損益計算書(P/L)はありません。

要するに試算表であるため100%正確ではないのと、

貸借対照表のみの解説となるのでご了承下さいね^^

そして・・・

今回の試算表ですが、

平成28年9月期(=平成28年9月30日現在)と、

平成29年3月23日現在の比較データが出ています。

この約半年の間に、一体何があったのか見ていきましょう!

 

スクリーンショット 2017-04-22 11.12.19


(出典:東京商工リサーチ TSR速報(大型倒産情報・注目企業動向)

まず、何より目を引くのは債務超過(資産負債)です。

資産(財産)より負債(借金等)の方が多い状態を、

債務超過と呼びます。

聞いたことありますよね^^

債務超過の場合、会社が所有している

全ての財産をお金にしても、借金等を

全額返済するのは不可能だということです。

「てるみくらぶ」の財産状態は、

平成29年3月23日現在で資産(財産)が約27億円

負債(借金等)が約153億円です。

財産より、負債(借金等)の方が

圧倒的に多い状態なのです!

そのため、負債(借金等)の方が

約126億円多いという考え方です。

とんでもないことになっていますよね・・・

平成28年9月30日で債務超過が約75億円。

半年で約51億円も増えたということになります(*o*)

恐ろしいですよね・・・

今回の半年間の試算表で気になった4項目です。

 
H28年9月期 平成29年3月23日 増減
現預金 14 △12
貸付金 80 80
借入金 23 32
前受金 70 100 30
(単位:億円)

現預金が12億円減って、さらには貸付金があること。

そして、借入金が9億円、

前受金が30億円増加・・・

お気づきでしょうか?!?

ただ単に現預金が12億円減っただけではありません!

現預金は合計51億円会社から流出しているのです・・・

こんなキャッシュフロー(お金の流れ)になります。

借入金が9億増えたはずが、

現預金がそのぶん増えていないため9億マイナスになります。

そして、前受金は30億増えているはずなのに

資金がそのぶん増えていないので・・・30億マイナス・・・

さらには現預金が2億マイナスしているので・・・

現預金が純粋に2億円マイナス^^;

よって資金が合計51億円マイナスになったことになります。

なぜ流出したのか・・・

この貸借対照表からだけでは原因は分かりません。

報道でも言われている損益計算書

広告費が膨大に増えすぎたのか?

(51億円かかったかどうかは怪しいですよね^^;)

人件費が51億円増えたのか?

それともなんだかの特別損失処理で資金が流出したのか?

損益計算書も見てみたいですね!

また進捗があればご報告します。

さらには4項目の気になる詳細をお伝えすると・・・

貸借対照表上の注意科目でもある「貸付金」

8億円あるというのか、8億円もあるというのか・・・

みなさんの会社には貸付金はありますか?

金融機関が一番嫌がるものですね!

恐らくグループ会社へ貸し付けしているものでしょう。

資金がないのに貸し付けるのはおかしな話ですよね・・・

また、負債の中にある「前受金」

旅行予定の顧客から入金された旅行代金のうち、

旅行実施前に頂いているお金が前受金です。

平成29年3月23日時点で、約100億円あります。

旅行が実施できないなら、

この100億円は顧客に返金されるもののはずです。

しかし、会社の資産(財産)総額が約27億円・・・

どう考えても前受金の全額返金は、

ほぼ不可能なのです^^;

商売の形態上、前受金が頂けるため、

業績が伸びている過程では

資金がどんどん貯まっていくわけですが、

その際に資金の運用方法や将来の資金繰り、リスク計算

できていないと今回のような失敗を招くわけです。

さらっと見てみても

これだけ多くの問題が見えてくるわけです。

わかる方にはわかりますが、

この半年間の動きに限らず、

すでに平成28年9月期時点でいつ潰れても

おかしくない状況だったわけです。

会社の大きい小さいはありますが、

日頃からの数字チェックが必要ですよね!

 

 

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