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大手の業績苦戦!何が起こったのか!?


おはようございます^^


あなたは


モスバーガーを利用したこと


ありますか?^^


数あるハンバーガーチェーンの中でも


味や素材、ボリュームにこだわったお店


という認識が強いのではないでしょうか?


僕も月に1回くらいは利用しています^^


ボリュームがありすぎて、上手に食べられないのも特徴?ですね!


そんな国内店舗数2位のモスバーガーが


苦しんでいることが、新聞をはじめとした


各種情報誌で取り上げられています。


 


今回の月イチ脳レッジ!は、そんな苦しむモスバーガーについて


お伝えしていきたいと思います。


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月イチ「脳レッジ!!」第113回:



大手の業績苦戦!何が起こったのか!?


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モスバーガーを運営するモスフードサービス


2月、2017年度第3四半期(2017年4~12月期)


決算を発表しました。


 


売上高は544億円(前年同期比0.8%増)と横ばいながら、


営業利益は33億円(同19.6%減)と減益で着地しています。


 


減益の主な要因は・・・


牛肉など食材の価格高騰や、


システム関連投資に伴う償却負担が


増えたことだそうです。


 


一時的な要因による業績低迷にも思えるわけですが、


実はモスバーガーの苦戦は


今に始まったことではないのです。


 


既存店客数が5年前から4期連続で減少していること。


 


そして2018年1月までの累計既存店客数は


前年同期比で1%減少しているのです・・・


 


こんなにも長く客数減少が続いているのはなぜでしょう^^;


 


1つの理由が、SNSを通じた販促等の


効果的な販促施策不足です。


 


モスバーガーといえばあなたもご存知の通り・・・


 


国産野菜の使用や、健康を意識した商品開発で知られるほか、


ここ数年はご当地色を打ち出したメニューをかなり強化しています。


 


また加盟店(FC)からアイデアを募り、


ご当地色キャンペーンを積極的に展開しています。


購入側としてはとても楽しいキャンペーンを


打ち出していますよね^^


 


しかし、競合の日本マクドナルド


ここ2年ほど、話題の拡散を狙って


ツイッターを中心とした宣伝にシフトしています。


 


ご存知の方も多いとは思いますが・・・


最近では若者を中心にインスタグラム利用が多く


なってきましたが、SNSでの拡散に関しては、


今もツイッターの拡散効果は


かなりの力を持っています^^


有名芸能人や著名な経営者は今も


ツイッターを利用していますよね!


 


昨夏に仕掛けたキャンペーンは


「マック」「マクド」の2つの愛称を懸け、


東京大阪それぞれをイメージしたバーガーの


どちらを支持するかをツイッター上で競うというものです。


 


キャンペーンに参加すると


商品のクーポンが届くという仕組みで


客数増加に大きく貢献したようです。


 


一方でモスバーガーはテレビCMをしているが、


ツイッターなどSNSを通じた商品訴求が不十分でした。


 


そしてもう一つの減益要因は、


加盟店の減少です。


当時の社長だった櫻田会長が、初期の頃に


FC契約をして経営意欲の乏しいオーナーに対し、


契約打ち切りを断行したのです。


 


こうした既存店における客数減少が、


店舗網の拡大にも影響しているようです。


 


ピーク時の2000年度には


1,500店を超えた国内店舗数が、


それ以降はじりじりと減少し、


直近の2017年12月末時点では


1,353店にとどまっているようです。


 


また、店舗数が減少する背景のもう一つが、


加盟店オーナー数の減少です。


 


モスバーガーは、直営が2割程度で、


約8割はフランチャイズ(FC)契約


した加盟店オーナーが運営しています。


 


さらには、オーナーの高齢化という問題も加わり、


オーナー数が減少しているのです。


 


オーナーの高齢化と、


それに伴う新たな担い手の確保


という課題に対応するため、


本部は後継者育成に着手を開始・・・


 


2014年からは財務知識事業計画策定を学ぶ


次世代オーナー研修として内容をブラッシュアップし、


加盟店向け独立支援を強化しているようですが、


2018年度も店舗数は横ばいを想定するなど、


出店拡大に舵を切るには時間がかかりそうです。


大手のフランチャイズ運営上の教育として


事業承継や独立支援における


財務知識の提供や事業計画策定


手薄であったのも大きな問題ですよね^^;


 



ハンバーガー業態でも2015年に


グルメバーガーとお酒をテーマにした


高級業態「モスクラシック」を東京・千駄ヶ谷で開業。


FCも含めて多店舗化を狙っているが、


求める立地が見つからないとして現在まで2号店を出せていません。


いずれの業態も中途半端な状況が続いています。


 


客数と店舗数の減少という問題から


抜け出せないモスバーガー・・・


 


後継者育成の取り組みが花咲くのか?!


そして復活への道筋をどう描くのか・・・


 


マクドナルドをはじめとした


競合が攻勢を強める中、


かつての勢いを取り戻すのは


そんなに簡単なことではないわけで・・・


 


今後の動向に注目していきましょう!


 


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