
資金繰りとキャッシュフローの違いを理解していますか?
おはようございます。クオリアの山田です。
現在、資金繰り
(入ってくるお金と出ていくお金の管理、コントロール)
についてお伝えしていますが、
資金繰りとキャッシュフローの違いはご存知ですか?
それでは、脳レッジスタートです!
-------------------------------
財務部門「脳レッジ!!」第43回:
キャッシュフローとは
-------------------------------
改めて、会社を安定的に運営するためには、
会社に「現預金」がある状態をつくることが大切です。
財務の観点から、
資金を調達して、投資をして、回収をする。
企業活動とはこのサイクルの中で
いかにお金を増やしていけるかが重要です。
利益から法人税を払って現預金を貯めていく。
税金を払いたくないからと節税をし、
手元に残るはずだったお金が残らないのは正しくないのです。
資金繰り表が会社の将来の資金繰りを
予測するために作成されるのに対し、
このサイクルの過去の情報をまとめたものが、
キャッシュフロー計算書です。
キャッシュフローでは、
何故お金が増減したのかを把握することができます。
大きく以下の区分に分かれ、
- 1)営業活動による「営業キャッシュフロー」
企業が本業で得たお金の流れを示し、
最も重視すべきもの。 - 2)投資活動による「投資キャッシュフロー」
投資活動のお金の流れを示し、
営業活動で得たキャッシュフローを、
固定資産の購入などどのように投資しているもの。 - 3)財務活動による「財務キャッシュフロー」
財務活動でどれだけお金が増減したかを示し、
主として借入金の追加や返済しているものなど。
それぞれ、どの区分が影響し現預金が増減したのかを
把握することが重要になります。
なんとなくお金が回っているからと思っていても
実際、営業キャッシュフローがマイナスであるならば
銀行等から借入れをしたり、手持ち資金を減らしつつ
なんとか資金繰りをやりくりしている状態ということです。
キャッシュフローと資金繰りを把握しつつ
強い財務体質の安定した経営をおこなっていきましょう。
