成功する外食産業の新たな打つ手とは?!
おはようございます。
前回のモスバーガーの話に引き続き、
厳しい外食産業をテーマに
お話をしていきたいと思います。
今回は大躍進をし続ける「串カツ田中」についてです。
ご存知の方、利用されている方も多いのではないでしょうか?
それでは月イチ脳レッジ!スタートです^0^♩
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月イチ「脳レッジ!!」第114回:
「成功する外食産業の新たな打つ手とは?!」
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大阪名物・串カツを専門にした居酒屋チェーン「串カツ田中」。
代表者の貫啓二社長は1971年の大阪生まれ。
トヨタ輸送を経て1998年に大阪にバーを開業し、
その後2008年に串カツ田中の1号店を
東京の世田谷にオープンしたのが始まりだそうです。
我々の近いエリアだと、
名古屋高速都心環状線の錦橋出口すぐにあり、
デカデカと黄色い店舗看板がいつも目に飛び込んできます^^
そのほかにも名駅と錦にもお店があるようです。
1号店オープンから10年を迎える
2018年の店舗数(2月末時点)は、
直営店・FC(フランチャイズ)店を合わせて
177店と成長を続けているのです。
テレビでもいろいろとりあげられているようで…
外食業界が停滞しているなか、
勢いを感じる企業の一社だと思います(^0^)
注目すべき点は、「串カツ田中」がこの4月中旬に、
東京の日本橋に”ユニークな店舗”を出店することです。
そして、特徴的なのがこの店舗のスタッフ構成です。
直営店舗経営(店舗規模にもよる)で言えば、
通常、社員1人(店長)とアルバイト10人程度で運営しますが、
この新店のスタッフは全員が“正社員”
で構成するのです。
なんとアルバイトは1人も置かないのです!
驚異的な選択だと思いませんか?
しかし、通常の外食産業で言えば
人集めも人件費にかかる店舗資金繰り負担も
かなり問題が残る選択なわけです。
では、どんな裏舞台があるのでしょうか?^0^
実はこの店舗に関しては、「串カツ田中」の
新入社員を対象とした“研修センター店”として
出店するのです。
なるほどですよね!^^
「串カツ田中」の貫啓二社長曰く…
研修センター店をオープンする狙いについては、
“中途入社の社員“でも働きやすい環境を作る
のが、
研修センターの店舗を設置する狙いの1つだそうです。
中途で入る社員は、オープニングスタッフではないため
現状の組織に打ち解けるのにパワーが必要となるわけです。
場合によっては、先に入ったアルバイトの子の方が”先輩“に
なるため、いきなり店舗に配属され、現場と折合わなくなる
なんてこともよく聞く話です。^^;
新人教育を専門にする社員を配置して、新入社員の指導をさせる。
そして中途採用で入っても仲間ができるというイメージ。
接客や調理のスキルを学んだうえで店舗に配属されるので、
アルバイトになめられることもないわけです^^
確かに本人的にも安心ですよね!
外食産業は、離職率の非常に高い業界…
「串カツ田中」でも、
入社後1年以内の離職率は30%超らしく、
その改善は大きな課題になっているのです。
その課題にメスを入れることにもなりますね!
この研修センター店である新店では、
一部の商品を割安で提供することで
客数増に向けた独自施策を講じています。
たくさんのお客さんをこなす機会を与えることで
早期のスキルアップに繋げるという案もあるようです。
研修センター店開店に先駆けて、
「串カツ田中アカデミー」という教育プログラムがあるそうです。
社員を対象に階級別に研修を行い、
接客シーンなど実践を想定した教育を実施。
「あいさつするときは1トーン高い声と笑顔を忘れないように」
「笑顔の基準は、上の歯6本以上は見せること」などなど…
指導係の社員からは、
熱のこもった指導をしているようです。
ほかにも数々の対策をうちながら邁進する「串カツ田中」…
その取り組みは参考になるかもしれませんね!
是非、動向を注目してみて下さいね!