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経営計画とは

みなさん、おはようございます。
クオリアの財務アドバイザー金井です。

前回からリニューアルされたメルマガいかがですか?
「渡邉の視点」の追加で、メルマガの内容をより幅広くお伝えできるようになったと思います。
財務部門からは、「経営計画」に焦点を当てお伝えしていきます。


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第35回メルマガテーマ:「経営計画とは」

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“経営計画”という言葉はよく聞くと思います。
実際に作ったことがあるという経営者の方も多いのではないでしょうか?

しかし、その経営計画について勘違いされている方
実に多いのです。

 

「経営学の父」といわれているピーター・ドラッカーをご存知ですか?
映画化もされた「もしドラ」
(もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら)
の影響で、今ではドラッカーを知っている方は多いと思います。
そのドラッカーは‘経営計画とは何か’を下のように言っています。

「経営計画とは、
今持てる知識を用いて、未知の未来について体系的に意思決定を行い、
人や組織などその実行体制を整え、実行結果について情報をフィードバックさせチェックしていくプロセスのこと」

 

なんだか難しいですね。

 

ただ、「数的な言葉」が全く出てこないことに
お気づきでしょうか?

 

“経営計画”と言われて、ただの数字が羅列された表を思い浮かべた方が
多いと思います。
しかし、数字はあくまでも意思決定に基づく目標でしかありません。
経営計画の一部に過ぎないのです。

数字の目標をたてることを経営計画だと理解していれば、
もしかすると経営計画は役立たずの代物なのかもしれません。

 

さて、先ほどのドラッカーの言葉をもとに“経営計画”を
私なりに解釈してみました!

「企業の持っている全ての情報を使って・・・
将来に向けての経営ビジョンや数値目標を設定し、
それを実現するために、いつ何をどのようにすべきか、
経営資源(スタッフ、資産、お金、情報)
いかに活用するかなどを決定し、実行結果をフィードバックチェックしていくこと。

 

いかがでしょうか?

「計画」ではありますが、フィードバックとチェックをするところまで含まれます。
フィードバックのない経営計画は無意味に等しい
ですね!
フィードバックは、自分ではない他の誰かが行う方が効果的です。
違う視野を持った他人がチェックする必要があるのかもしれません。
今回は「経営計画とは」ということに焦点を絞ってお送りしました。
経営計画を改めて理解し、重要性に気づいて頂きたいと思います。





経営コンサルタント渡邉拓久による 「渡邉視点」

 

「経営計画」については、私たちの得意分野ですね^^
今まで多くのお客様の計画策定に立ちあってきましたが、
失敗する計画(形式的、実行力のない)には
2つの傾向があるとみています。

1つは、
数字ばかりに走った計画の策定

1つは、
行動ばかりに走った計画の策定

 

計画を作ることに満足している経営者の方が多いですが、
まずは計画の前提条件として・・・
数字とそれに裏付けされた行動がある計画でないと
実現不可能ですよね^^;

 

それでは結果を出すには??

 

先の内容にもあった通り、他人がチェックすることです。
自分で確認している時の結果はどうでしょうか?

甘くなりますね。
組織的にやっている時もそうです。
やはり身内感が強くなってきて甘くなるんです。

第三者的に厳しくチェックされて、次への行動を
コミットすることが結果の出る一番の近道なんです!!
皆さんも計画の考え方について、
改めて見つめ直してみてくださいね!^^

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