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“将来の情報”見てますか?

おはようございます。クオリアの佐分利です。

前回は、貸借対照表について簡単にお話ししましたが、

今回は貸借対照表の重要な点について

お話したいと思います。

それでは「脳レッジ!!」スタートです。

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脳レッジ!!第81回:

将来の情報”見てますか?

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貸借対照表は、企業の財政状態、

つまり「資金をどこから調達し、その調達した

資金が何に投資されているか」を示すものです。

 

もうひとつ貸借対照表で重要な点は、

資産や負債の情報は将来の情報も表す

いうことです。

 

たとえば あなたの会社の決算書にある

貸借対照表の左側の資産は、

「現金」か「現金が姿を変えたもの」です。

つまり資産の部には、

企業が現金を支払って購入した資産

が計上されています。

 

それでは企業がなぜ現金を支払って

資産を購入するかというと、

それはその資産を使うことによって、

その資産の価値よりも

多くの価値を生み出せるからです。

 

企業がパソコンや机などを購入するのは、

パソコンや机が欲しいからだけではなく、

パソコンや机を使うことで、パソコンや机を買うために

支払った金額以上の価値を生み出すためです。

たとえば50万円のパソコンを購入するのは、

そのパソコンを使って50万円以上の

価値を生み出せると考えたからです。

 

ということは、

貸借対照表に計上されている資産の金額は、

将来その金額以上のお金の増加をもたらす

ことを示しているといえます。

 

貸借対照表の右上にある負債も同様に、

将来の情報を示します。

企業が銀行などからお金を借りた場合、

返す義務が生じます。

負債は、現金をいくら借りたか

という情報を示すと同時に、

将来いくら返さなければならないか

という情報も示します。

 

たとえば負債の部に

「借入金100万円」とあったら、

過去に銀行などから100万円借りてお金を調達したということと

企業は将来100万円のお金を返さなければならないということの

二つの情報を示していることになります。

 

貸借対照表は、過去の情報だけでなく、

将来の資金の増減に関する情報も

表しているのです。

 

このように、貸借対照表を過去と将来の二面から捉えることで、

より深い見方ができるようになります。

 


経営コンサルタント渡邉拓久による 「渡邉視点」

 

皆さん今回は『貸借対照表』についての解説でしたね!

いかがでしたか?^^

 

決算書の読み方の前段階として、

『貸借対照表』について知ることはとても重要です。

考え方のベース(土台)知らずして、

その先の理解はないのです!!

 

 

決算書情報の『損益計算書』については

ざっくり言えば売上や経費の表。

多くの方が、数字がよく分からずとも

なんとなくそこから分かる情報はありますよね^^

利益が出ているのかとか、

売上がどうだったのかなどなど・・・

 

損益計算書は、恐らくあなたの営業活動に

直結しているわかりやすい情報だからです。

特に売上の額などは十分記憶してますよね!

 

でも、貸借対照表については・・・

お金の残高が載っていたり、

建物や機械などの資産、借入金の合計などが

載っているかな?!・・・という程度の理解。

 

そこから何か導き出すことは

とっても難しいわけです^^;

 

 

まずは、今回の貸借対照表って

どんなもんなんだろう・・・

という事への理解が必要なんです!^^

 

 

貸借対照表の意味を

もう一度しっかり読んで

理解して下さいね!

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