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価格競争を回避するには?

おはようございます。クオリアの佐分利です。

似たり寄ったりの商品やサービスであれば、少しでも安い価格で

買おうとするのが、お客様からみて合理的な行動です。

だからといって価格競争に巻き込まれては、他社よりも低コストで価値を

生み出せる仕組みをしっかりと構築できている企業でない限り、

生き残れません。

では、ビジネスで生き残るためにはどうしたらよいのでしょうか?

それでは「脳レッジ!!」スタートです。

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財務部門 「脳レッジ!!」第3回:

他社との差別化をはかる


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企業は、お客様を幸せにし世の中をより良くする本源的価値を

生み出さなければ利益を得られない世の中になってきました。

お客様を幸せにするといっても、

お客様の幸福感は人それぞれ違います。

だからこそ、様々な企業が独自の本源的価値を持って、

各社ともに成功することができるのです。

自社にしか提供できない独自の本源的価値は何か、

本源的価値の独自性を高めるために何をすればいいのかを

真剣に考え実行すれば、すべての企業が成功します。

すべての企業が独自の価値を持っていれば、価格競争など

おきようがありません。

本源的価値を生み出していないから、他社を潰そうという戦いの

発想になるのです。

 

企業は、独自の本源的価値を創造できなければ、商品やサービスを

他社と差別化できず、価格競争に巻き込まれてしまいます。

ひとたび価格競争に巻き込まれると、マーケットにおいて圧倒的な

シェアを持っている企業か、他社より低コストで価値を生み出せる

仕組みをしっかり構築できている企業でない限り、そのビジネスで

は生き残れません。

 

なぜなら、価格競争においては規模が極めて重要な条件

なるためです。

規模の大きい企業ほど、規模の経済が働き商品1単位当たりの

コストは小さくなります。

そのため規模の大きい企業は、規模の小さい企業に比べて、

それだけ価格を引き下げる余地があるということです。

そうなると規模の小さい企業は規模の大きい企業に太刀打ちできません。

はじめから商品1個当たりのコストが違うのですから、

まともに勝負して勝てるわけがないのです。

したがって、価格競争に挑んでいいのは、シェアトップの企業か、

あるいは他社よりも低いコストで価値を生み出す何らかの仕組みを

構築できている企業だけです。

 

価格競争では規模が絶対条件になるからこそ、規模で劣る企業は

独自の本源的価値を創造しなければなりません。

逆に独自の本源的価値を創造すればこそ、価格競争を回避

することができるのです。

 

もちろん、独自の本源的価値を創造するというのは

言葉でいうほど簡単なことではありません。

しかし難しいからこそ差別化の源泉となり、差別化された

本源的価値は会社に確実に利益をもたらします。

 

簡単に実現出来る程度の価値であれば、そもそもお客様は高い

お金を払おうとはしません。

他にはない独自の価値であり、かつお客様が得られる

幸福感が大きいからこそ、高いお金を支払っていただけるのです。

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