利益を、どう投資すればいいのか
おはようございます!
経営コンサルタントの渡邉です。
桜の季節・・・4月
少しずつ暖かくなり始めましたね。
新年度を迎える会社さんも多いでしょう。
全国的にも3月決算月の会社が一番多いのですが、
そんな決算明けだからこそ考えておきたいお話です。
それでは月イチ「脳レッジ!!」スタートです!
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月イチ「脳レッジ!!」第103回:
次に活かす再投資とは!?
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会社の利益を、どうすればいいのか?
その問いに対して、
「計画的な再投資のための資金を考える」
という意見は意外に聞こえてこないのです。
でもなぜ
再投資について考えることもなく、
さらには投資の細かい計画の
ことまで考えていないのか
それは・・・
「放っておいても儲かっていった」
そんな話を聞くことがあります。
確かに、経営がうまくいっていると、
そういう状態になることもあります。
でも、そんなアバウトな経営ができるのは、
よっぽどお金があり余っている会社であり
実際は、そこまでの状態では
ないことの方が多いですよね・・・^^;
ここでとても重要なのは、
先の会社の方向性や展望、目的などを
会社で掲げることであり、
それを軸にした時に
利益をどのぐらい出すべきなのかを考える
必要があるのです。
伸び悩む多くの経営者の方は、
この軸を作ることができないのです。
そのため、利益を出す目的がないため
利益が出たら無駄にお金を使ってしまいます・・・
軸がなければ・・・
ただ一生懸命に働いていても
大きくなることはない・・・
だからまずは、
この軸を作ることが大切です^^
そして、この軸を作った時に
必要となるのが再投資です。
再投資は、どんな会社であれ以下の4つが大切です。
1.商品・サービス価値の向上のための「開発投資」
2.営業力・認知力を高めるための「広告投資」
3.スタッフのスキルアップのための「教育投資」
4.生産性を上げる、高めるための「設備投資」
当然、会社規模に応じて
どのぐらい再投資のための利益を
残さないといけないかということが
異なります。
私は残った利益を3つに分けて割り振り
するようにお話ししています。
1)再投資(上記、4つの該当する投資)
2)余剰資金(場合によっては一部社員還元)
3)借入返済(借入があれば)
小さな会社では
利益を再投資の額に多く割り当てる余裕がないので、
再投資をする優先順位も大切となります^^
再投資の優先順位は業種・業態にもよりますが、
1→4の順が良いことが多いです。
1の「商品、サービスの価値を高めていく」ことは
何より自社の存続のベースとなるはずなので
最優先となるのも分かりますよね!
利益が出たり、
キャッシュに余裕が出てきた時には、
ついつい無計画にお金を使ってしまいがち・・・
そこをぐっとこらえて、
未来のための投資をしましょうね!