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なぜ経営計画を立てるのか?

おはようございます。クオリアの山田です。

 

弊社では毎年、経営者の方と(ときにスタッフの方も交えて)

経営計画を策定します。

つい先日も丸1日かけて、5ヵ年の中期経営計画として、

現状分析と数値計画、また弊社独自のドリームマップを作りました。

作成の中で「経営者の思い」に触れたときは、

私自身も奮い立つ瞬間です。

それでは「脳レッジ!!」スタートです。

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財務部門「脳レッジ!!」第14回:

経営計画の重要性


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経営計画を簡単に言うと、

企業の向かうべき姿・目標を定め、その道筋を明確にすることです。

例えとしてよくロケット理論があがりますが、

ロケットが月に行けたのには必然的な要因があると言われています

 

 

まず一つ目の要因は、

「月に行こう!」と本気で思い明確な目標を掲げたからです。

ここで大切なことは、目標が明確であるかどうかです。

抽象的な目標では、人によっては解釈が異なり行動や着地が曖昧に

なってしまいます。

また経営目標は、明確な目標をもつことと同様に

達成しようという「志」を持ってやっと達成できるのです。

 

二つ目は、月に行くための方法論が具体的だったからです。

「絵に描いた餅」という言葉があるように、

あまりに非現実的な目標では達成できません。

月に行くことも人によっては非現実だったかもしれませんが

この場合、月に行くための方法論を具体化したことが

明確な目標に向かう行動に繋がったのです。

 

三つ目の要因は、軌道修正が的確であったからです。

宇宙では様々な障害や予期せぬことが起こり、当初の計画どおり

にはいかない中で、計画とのズレタイムリーに発見し、

そこから補正する仕組みと管理がきちんとできていたことが、

目標達成に繋がったのです。

 

 

今回は経営計画の概要を簡単にお伝えしましたが、

経営計画を立てたからといって直ぐに利益が出たり、

資金繰りがよくなるということはありません。

また会社の状態が悪くなってからあわてて実行したとしても

特効薬のような効果もありません。

普段から会社経営の仕組みとしてコツコツ実践してこそ

経営体質の改善と目標達成に繋がるのです。

 

 

2016年に発表された国税庁の統計によれば、

中小企業の約7割が赤字だそうです。

またよく耳にするところで会社の存続率がありますが、

・設立5年後・・・・14.8%

・設立10年後・・・・6.3%

・設立20年後・・・・0.4%

と合わせて厳しい現実が数字に表れています。

そんな中、経営計画がある会社と無い会社ではどちらが存続率が

高いでしょうか。そしてなにより経営計画とは、

経営者の「夢」を実現するための第一歩でもあります。

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