なぜ経営計画が必要なのか?
おはようございます。
クオリアの金井です。
前回35回目のメルマガで「経営計画とは何か」をお伝えしました。
経営計画とは・・・
「意志決定をし、体制を整えて実行し、フィードバックする事」です。
今回はその「経営計画」がなぜ必要なのか?について掘り下げてみたいと思います!
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第37回メルマガテーマ:なぜ経営計画が必要なのか?
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あなたは経営計画の必要性についてどう思いますか?
メルマガを読んでいる皆様の中にも「経営計画って意味あるの?」
「どうせズレるから意味無いね!」
と思われている方がたくさんいるかと思います。
しかし、経営計画をつくる目的は
計画を守ることではありません。
もちろん、計画通りに事業が進んでいくことはとても素晴らしいことです。
でも、それが経営計画をつくるすべての目的ではないのです。
経営計画をつくる一番の目的は、
あなたの会社の事業について、
「将来を想像しながら
考えを深めていくこと」にあるのです。
ちょっと想像してみてください。
例えば今、皆様が新店舗を出そうとしているとします。
多くの判断が求められますよね。
でも、経営計画がない=進むべき道がはっきりしていないとなると、
「店長は適格か?」
「新しく人を雇用するべきか?」
「新しい人を入れたら赤字になったりしないか?」
「今までと同じ質のサービスを提供できるか?」
「設備は中古の方がいいか?」
などの様々な問題にどう対応すればよいのでしょうか。
これらすべての問題がいろんなところでつながっているのに
その場その場で判断していたらどうなりますか?
ツギハギだらけの経営で、まとまりがなくなってしまうでしょう。
そしてどこにたどり着くのかすらわかりません。
経営計画を作るということは、
「将来を想像しながら考えを深めていくこと」です。
これを行う事で、
「経営計画というブレない軸をもつこと」ができます。
これは経営判断に役立ちます。
そして、「目標と実際の数字のギャップを確認すること」ができるのです。
ギャップ(ズレ)は確認し、また修正すればいいのです。
経営計画はズレるからこそ
必要なのです!
実行→確認→実行と繰り返すことでより精密な経営計画になります。
いかがですか?
会社の将来を想像することが経営計画なら、
経営者のみなさまにとってはワクワクすることではありませんか?
日々の業務に浸かってしまうと、目先の問題を優先してしまい、
重要なのに締切期限が無いものには
なかなか着手できないですよね。
計画が無ければ、日常以外のことは
いつまでも先延ばしにしてしまいます。
世の中の変化に対応するのが難しい今、“経営計画なしで乗り切る”のは非常に困難です。
もし経営計画を立てずに何とかなっているのであれば、
それは奇跡のような「偶然」かもしれません。
このメルマガで、
経営計画の必要性に気づいていただき、
あなたの会社の事業について深く考えていただけたらと思います。
経営コンサルタント渡辺拓久による 「渡邉視点」
経営計画の必要性については、いまさら語る必要はないですよね^^
商品やサービスをお客様に提供し、その対価を得る。
利益を出し、納税をし、社員を新たに雇用する。
そして、事業を継続させるために銀行から借り入れをする。
さらには事業を発展させるための投資をする。
そして、売上も利益も“現状維持”か“右肩上がり”で
大きくなり不安などない状態。通帳残高もドンドン増えていく。
「これが我々のあるべき姿です!!」
いかがでしょうか?
皆さんはこのような状況が“永遠に続く”ということを、
どのくらい現実的だと考えていますか?
もし現実的に可能であるとするならば、その根拠は何でしょうか?
私ならば、そんなことはありえないとすぐ思います。
とってもネガティブですが、
私たちは会社を継続させていくのなら、
この“現状維持”か“右肩上がり”の成長を
信じて進むしかないのです。
では、信じて進むために祈ればいいのか。
その理想を語り続ければ可能になるのか。
違いますよね。
理想論で“現状維持”と“右肩上がり”は成立しないですよね。
現実的に“分かる”ための「何か〜具体的な見える状態」を
はっきりさせなければいけないのです。
だからこそ、中長期の展望(あるべき姿、目的)をもって
将来に向けてどう進んでいくのかという計画を
組んでおく必要があるのです!