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土を相手に大奮闘

2023年6月30日 金曜日

蔵珍窯様と名古屋造形大学の学生さんとの産学連携プロジェクトの成果発表まで、残すこと後1ヶ月を切りました。皆さん自分で考えた「新しい陶器」の完成を目指して真剣そのもの。
陶芸の経験が全く無い学生さんも、自分らしい世界観を表現しようとする姿は頼もしいですね。

原型を作る方法はひとつではありません。一番シンプルなのは、粘土を手で捏ねて作る方法。茶碗やお皿などを作る場合です。

何個も作る場合は、原型モデルの石膏型を作ります。作業工程が増えてなかなか大変ですが、学生さんは果敢に挑戦していました。

原型を3Dプリンタで作っている学生さんもいました。正にデジタルとアナログの両刀遣いです。
3Dプリンタでないと表現できないような複雑で精密な造形が、陶磁器で表現されるのですね。

石膏型に流された陶土の水分は石膏に吸い込まれていきます。
水分が吸われて固くなった陶土は時間の経過と共に石膏型の内側に厚みを持ちます。
求める厚みになった頃に石膏型から陶土を外に排出します。(排泥鋳込)
その待ち時間は5分から15分、おしゃべりタイムが始まります。

束の間の「おしゃべりタイム」

最終発表会は7月28日に名古屋造形大学で行われます。
蔵珍窯の小泉社長、弊社代表の渡邉と山田チーフ、そして下尾が出席します。
さてさてどの作品が商品化されるのでしょうか? (^-^)楽しみですね!

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スマホ業界に大きな波

2023年6月29日 木曜日

私達の日常生活に欠かせない存在のスマートフォン業界にも、大きな変化の波が来たようです。
スマートフォンの「arrows」シリーズやシニア向け「らくらくスマートフォン」シリーズを製造・販売するFCNT(株)が今年の5月末に民事再生法の適用を申請。
帝国データバンクの情報によると、親会社を含めたグループ計3社で負債総額は約1,200億円に上るそうです。

FCNTの主力製品である「らくらくホン」は、視力やタッチ操作に不安のある世代にもなじめる設計が特徴で、操作性においてもユーザーへの配慮があります。携帯電話の販売事業者にとっても、シニア世代をターゲットとした重要な位置付けの製品シリーズだったようです。
「らくらくホン」のような特徴のある製品を持つFCNTは、スマホ業界の「ニッチ」なポジショニングを獲得している企業ではないでしょうか。
そんなFCNTがなくなる今、事実上、国内のスマートフォンブランドはソニーの「Xperia」とシャープの「AQUOS」しか残っていないことになります。

10年くらい前は、かなり多くの選択肢があったことを記憶していますが、今やこんな状況なのですね。FCNTは直近まで通常の営業を行っていたようで、業界内でも突然の発表だったようです。
2022年からの急激な円安とスマートフォン市場の成熟化といった背景もあり、収支改善の道筋をつけることができなかったそうです。
そして、コロナ禍だった近年のスマホ業界全体は、半導体を中心とした部品不足が深刻でしたが、FCNTのようなメーカー側は為替変動などの影響を受けやすい状況だったことも、今回のタイミングでの破綻に繋がった可能性もありそうですね。

さらには、スマホの「実質価格」について、総務省の方針というメーカー側ではコントロールできない規制が絡んだこともマイナス要因に働いていると言われています。

“0円スマホ”が姿を消したことは皆さんもご存知ですよね。
日本国内の携帯電話契約者数が飽和するなか、顧客獲得のための過度な値引き競争が進むことを総務省が懸念して、通信料金と端末料金の明確な分離や、端末割引額を2万円までとする上限規制などの施策を導入したことで、「実質0円」スマホがなくなったわけです。
その結果、「実質0円」とすることで売れていた国内メーカーのミドルクラス端末の販売力が低下してきたという実態もあるようです。

その状況下で、大きな事業基盤を持つ価格競争力の高い中国メーカーが、日本の携帯電話事業者のラインナップに増加。国内スマートフォンメーカーを一段と苦しめる一因にもなっています。
そして決算状況は、2022年3月期時点で売上高約843億円に対し、売上原価は約679億円。売上原価はおよそ80.4%にもなっているという状況です。この原価の中には当然、国内での費用も含まれるわけですが、ドル建て調達の部品コストがあることも業種柄から想像できます。円安が進んだ2023年3月期の決算は未発表ですが、さらに原価率が悪化している可能性も大いに考えられます。少なからずここ数年、全く粗利が稼げていないということになります。

このような販売・財務状況の全体感からも、FCNTが自主再建を断念したのは不思議なことではないですね。
スマホ市場の中の「ニッチ」な地位を獲得してきた企業も、決して盤石ではないということです。皆さんも外部環境も含めて、先々の自社の展開を改めて見つめ直すことも必要かもしれませんね。

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医師・歯科医師の先生対象セミナー『問題解決のための思考の整理術』のご案内

2023年6月23日 金曜日

7月6日(木)と7月20日(木)に、医師・歯科医師の先生を対象にした『問題解決のための思考の整理術』を開催いたします。6月に2回行われた一般業種様対象の同セミナーでは、受講された皆様から大変ご好評いただきました。

内容に関しては、🔴初めてのセミナー開催(思考の整理術)をご参照ください。

今回は医師・歯科医師の先生が対象ということですので、スタッフや患者さんに向けての気づきのヒントや人の行動心理も少しご紹介しようと思います。
マーケティングでは浸透している行動心理ですので、集患対策のお力になるかも知れません。

「思考の整理術(医師・歯科医師向)」資料より

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初めてのセミナー開催(思考の整理術)

2023年6月19日 月曜日

社員教育訓練やデザイナー育成指導は美大でのデザイン教育を含めて私の経歴の中で大きな比重を占めていますが、これまでの経験とノウハウをまとめたセミナーを開催させて頂きました。今回は一般業種様向けの内容で6月14日(水)に多治見本社、6月16日(金)に名古屋オフィスで開催しました。セミナー名は「問題解決のための思考の整理術」と若干堅い表現ですが、ベースは独自に開発したデザイナー育成プログラムの応用版です。
医師・歯科医師の先生方にはスタッフ育成部分を強化した内容にして、7月6日(木)と7月20日(木)に開催を予定しています。

6/14 @多治見本社セミナールーム

6/14 @多治見本社セミナールーム

人の思考と行動の関係を図式化したBAM理論(Brain Action Map)の考え方をご説明しました。簡単に言うと、横軸《意識ー無意識》と縦軸《見えるー見えない》を交差させた4つのエリアを意識と行動が右往左往するというMapです。

「人は考える葦である」と言われますが、《考えるエリア》は図の思考エリア(意識・見えない)になります。仕事をしていても遊んでいる時も、寝ている時でさえ夢の中で《思考エリア》は休みません。そして、デザイナーにとって最も大切なクリエイティブなアイデアや気づきもこの場所に閃くのです。

しかし、人によって気づきの質と量が異なります。同じ環境にいても、気づく人と気づかない人ではこのエリアに入る情報量が雲泥の差になります。なので、様々な気づきの方法とヒントをセミナーではご紹介しています。

そして、このBAMで最も注力して鍛えたいのが《感性》エリアです。
意識していなくても、身体が勝手に意識していることがあります。それは人として生存を維持するため必要な情報だけを取捨選択しているというホメオスタシス(恒常性)が影響しています。意識していなくても無意識に身体が意識している状態・・・この力を少しでも身に付ければ気づきのパワーと鋭い感受性が得られると思っています。

簡単に言うと、《勘》というやつです。
刑事の勘、女の勘、などと同様に、デザイナーの勘を鍛えるプログラムがオリジナルです。それを経営者の問題解決力やスタッフの自己啓発に応用できるようにアレンジしました。

それには、最も大切なツールがあります。『ホワイトノート』と名付けた《感性エリア》の出来事を記録する秘密のノウハウです。

このツールを活用したセミナーを8月18日(金)から全6回のゼミとして開催します。
是非、この機会をご利用いただければと思います。

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大学生のためのキャリア講演

2023年6月9日 金曜日

スマホからフォームで意見を返す参加型セミナーです。

6月8日(木)、名古屋造形大学にて『学生のためのキャリア講演』を開催しました。
クオリアからは代表渡邉、SE齋藤、そして下尾が参加。
Googleのフォームを利用して、学生の反応や感想をリアルタイムにスライド上に投影しながらの講義で、うまく行くかどうか不安と闘いながらの90分でした。

代表渡邉

講演の冒頭からチャレンジ開始!!
用意した7つのテーマの概要を代表渡邉が簡単に説明した後で、聞きたいテーマをGoogleフォームで投稿してもらいました。

話す側としては、順序よく効果的に話を展開しながらストーリーを組み立てるのが当然ですが、『学生が本当に聞きたい内容を優先しましょう!』という無謀な企画です。

ドキドキの投稿後の結果は、写真の様に「7−1−4−5−6−3−2」という順番・・・
想定はしていたとしても、最後に用意していた美味しい話題を最初に言ってしまって全体が成立するのか・・・提案をしたもののドキドキしながら代表のトークを横で聞いていました。

学生さんにしてみれば、一番聞きたい内容を最初から話して貰えるからでしょう、耳をダンボにして聴きいってくれてます。
それにして、用意したテーマの内容を瞬時に組立て直し、違和感無く全体的にまとめ上げてしまう代表のトークコンピタンスには脱帽でした。しかも時計の無い部屋にもかかわらず、腕時計を2回チラ見しただけで予定時間にドンピシャに終わらせてしまったのです。

古巣に戻って教員魂溢れるワタクシ下尾

下尾も20分の持ち時間を頂き、お話しをしました。
就活を始める前段階で意識しておくべきポイント『ポータブルスキル』のお話しです。

スピードスケートのオリンピックアスリートが次に挑戦したのはフィギュアではなく自転車でした。

スケートのスキルにこだわってフィギュアに挑戦しても使うスキルは全く別物です。強靱な大腿筋というポータブルスキル(場所や環境に関係なく変わらない自分の強み)を最大限に活かせるのが自転車だったから、夏冬合わせて7回もオリンピックに出場できた橋本聖子さんの話をしました。


せっかく美大に行ったからデザイン関連の仕事をしなくては「勿体ない!」とか「親に申し訳ない!」などと考えてはダメだと力説。美大で培ったものは必ず後から付いてくるから、先ずは自分の強みを意識してください!と。

実際にキャリア指導した造形大の学生3名の事例を紹介すると、とても興味津々という感じで聞いて頂けました。

終了後の受講アンケートもGoogleフォームへの入力。
会社への帰路の車の中、私は助手席なのでしっかりスマホで確認しました。
「本当に聞きたかったことが聞けました!」
「将来に向けたモヤモヤがすっきりした気分です!」
「自分の強みを考えてみます!」
期待以上の良い評価を沢山いただきました。

たった90分の講義でしたが、大きな気づきと新たな明日への一歩が踏み出せる機会になってもらえたら、最高に嬉しいと思います。

下尾

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🔴スタッフの不満あるあるセミナーのお知らせ

2023年6月1日 木曜日

【NEW】

経営者の考えを理解せずに、スタッフが自分本位な発言をする背景には、一体何があるのでしょうか?
それは、たった2つのことが出来ていないことが原因です。

この度、クオリアグローバルマネジメントは、社内で実績を積みながら一部のお客様向けに実施してきた研修プログラムを、経営者の皆様にご紹介する特別セミナーを開催いたします。

経営者がマネジメントしやすい環境を構築するノウハウが詰まった60分です。
この機会をお見逃しなく、是非ご参加ください。

医師・歯科医師様向:8月24日(木) 10時〜11時
一般企業様向:8月25日(金) 10時〜11時

お問い合わせ先:クオリアグローバルマネジメント株式会社 ☎︎0572-21-0112


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