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初めてのセミナー開催(思考の整理術)

2023年6月19日 月曜日

社員教育訓練やデザイナー育成指導は美大でのデザイン教育を含めて私の経歴の中で大きな比重を占めていますが、これまでの経験とノウハウをまとめたセミナーを開催させて頂きました。今回は一般業種様向けの内容で6月14日(水)に多治見本社、6月16日(金)に名古屋オフィスで開催しました。セミナー名は「問題解決のための思考の整理術」と若干堅い表現ですが、ベースは独自に開発したデザイナー育成プログラムの応用版です。
医師・歯科医師の先生方にはスタッフ育成部分を強化した内容にして、7月6日(木)と7月20日(木)に開催を予定しています。

6/14 @多治見本社セミナールーム

6/14 @多治見本社セミナールーム

人の思考と行動の関係を図式化したBAM理論(Brain Action Map)の考え方をご説明しました。簡単に言うと、横軸《意識ー無意識》と縦軸《見えるー見えない》を交差させた4つのエリアを意識と行動が右往左往するというMapです。

「人は考える葦である」と言われますが、《考えるエリア》は図の思考エリア(意識・見えない)になります。仕事をしていても遊んでいる時も、寝ている時でさえ夢の中で《思考エリア》は休みません。そして、デザイナーにとって最も大切なクリエイティブなアイデアや気づきもこの場所に閃くのです。

しかし、人によって気づきの質と量が異なります。同じ環境にいても、気づく人と気づかない人ではこのエリアに入る情報量が雲泥の差になります。なので、様々な気づきの方法とヒントをセミナーではご紹介しています。

そして、このBAMで最も注力して鍛えたいのが《感性》エリアです。
意識していなくても、身体が勝手に意識していることがあります。それは人として生存を維持するため必要な情報だけを取捨選択しているというホメオスタシス(恒常性)が影響しています。意識していなくても無意識に身体が意識している状態・・・この力を少しでも身に付ければ気づきのパワーと鋭い感受性が得られると思っています。

簡単に言うと、《勘》というやつです。
刑事の勘、女の勘、などと同様に、デザイナーの勘を鍛えるプログラムがオリジナルです。それを経営者の問題解決力やスタッフの自己啓発に応用できるようにアレンジしました。

それには、最も大切なツールがあります。『ホワイトノート』と名付けた《感性エリア》の出来事を記録する秘密のノウハウです。

このツールを活用したセミナーを8月18日(金)から全6回のゼミとして開催します。
是非、この機会をご利用いただければと思います。

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大学生のためのキャリア講演

2023年6月9日 金曜日

スマホからフォームで意見を返す参加型セミナーです。

6月8日(木)、名古屋造形大学にて『学生のためのキャリア講演』を開催しました。
クオリアからは代表渡邉、SE齋藤、そして下尾が参加。
Googleのフォームを利用して、学生の反応や感想をリアルタイムにスライド上に投影しながらの講義で、うまく行くかどうか不安と闘いながらの90分でした。

代表渡邉

講演の冒頭からチャレンジ開始!!
用意した7つのテーマの概要を代表渡邉が簡単に説明した後で、聞きたいテーマをGoogleフォームで投稿してもらいました。

話す側としては、順序よく効果的に話を展開しながらストーリーを組み立てるのが当然ですが、『学生が本当に聞きたい内容を優先しましょう!』という無謀な企画です。

ドキドキの投稿後の結果は、写真の様に「7−1−4−5−6−3−2」という順番・・・
想定はしていたとしても、最後に用意していた美味しい話題を最初に言ってしまって全体が成立するのか・・・提案をしたもののドキドキしながら代表のトークを横で聞いていました。

学生さんにしてみれば、一番聞きたい内容を最初から話して貰えるからでしょう、耳をダンボにして聴きいってくれてます。
それにして、用意したテーマの内容を瞬時に組立て直し、違和感無く全体的にまとめ上げてしまう代表のトークコンピタンスには脱帽でした。しかも時計の無い部屋にもかかわらず、腕時計を2回チラ見しただけで予定時間にドンピシャに終わらせてしまったのです。

古巣に戻って教員魂溢れるワタクシ下尾

下尾も20分の持ち時間を頂き、お話しをしました。
就活を始める前段階で意識しておくべきポイント『ポータブルスキル』のお話しです。

スピードスケートのオリンピックアスリートが次に挑戦したのはフィギュアではなく自転車でした。

スケートのスキルにこだわってフィギュアに挑戦しても使うスキルは全く別物です。強靱な大腿筋というポータブルスキル(場所や環境に関係なく変わらない自分の強み)を最大限に活かせるのが自転車だったから、夏冬合わせて7回もオリンピックに出場できた橋本聖子さんの話をしました。


せっかく美大に行ったからデザイン関連の仕事をしなくては「勿体ない!」とか「親に申し訳ない!」などと考えてはダメだと力説。美大で培ったものは必ず後から付いてくるから、先ずは自分の強みを意識してください!と。

実際にキャリア指導した造形大の学生3名の事例を紹介すると、とても興味津々という感じで聞いて頂けました。

終了後の受講アンケートもGoogleフォームへの入力。
会社への帰路の車の中、私は助手席なのでしっかりスマホで確認しました。
「本当に聞きたかったことが聞けました!」
「将来に向けたモヤモヤがすっきりした気分です!」
「自分の強みを考えてみます!」
期待以上の良い評価を沢山いただきました。

たった90分の講義でしたが、大きな気づきと新たな明日への一歩が踏み出せる機会になってもらえたら、最高に嬉しいと思います。

下尾

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パチンコとゴルフの関係

2023年5月31日 水曜日

ちょうど気候のいい時期に入り、ゴルフ好きな方には楽しい時ではないでしょうか。
今回は「ゴルフ関連」にフォーカスしてみました。

ここ3年のコロナ禍は「ゴルフは感染リスクが低い」と言われたことから、ゴルフ界にも影響を与え、20代、30代などの若年層のゴルフ人口が増えたそうです。
リモートワークの普及で都市部、特に東京都内中心部ではオフィスの縮小、移転などもあって空室がかなり増え、そこに“インドアゴルフ練習場”がつくられるケースが多くなったようです。
一方、屋外の大きな練習場は閉鎖が続いているようです。
全日本ゴルフ練習場連盟の調査によると、2022年の1年間に屋外練習場は全国で31カ所減り、インドア練習場は57カ所増えたそうです。


実際に、我々の東海圏内でも名古屋を中心にちょっとした居抜き物件に、インドアゴルフ練習場ができているのをかなり多く目にするようになりました。
「ちょっとした」と言える程、かなり狭いテナントスペースを再利用しているという驚きもありますが、関東地域ではパチンコ店を再利用したインドア練習場もできているそうです。
例えば「インドアゴルフ・リーブル」という店舗は、まさにパチンコ店を彷彿させる建物の外観。
リーブルのグループ会社が運営していたパチンコ店を“業態変更”してインドア練習場にするという試みです。


パチンコ人口が年々減っている中、コロナ禍もあって、パチンコ業界としても新しい業態へのシフトを急ピッチで検討していることでしょう。
レジャー白書によると、2021年のパチンコ参加人口は720万人でピーク時の4分の1ほど。警察庁の発表資料によると店舗数も2022年は7,665店で、前年より800店ほど減少。業界も回復に力を入れているそうですが、やはり今後はパチンコ店のみの事業展開では難しいのも事実です。


この業態変更した「インドアゴルフ・リーブル」は、立地も駅から徒歩圏内でありながら、パチンコ店ならではの広さと天上の高さが最大限に活かされ、打席数も多く、先ほどの名古屋の小さなインドア練習場とは異なり、郊外の屋外練習場で練習しているような気分になれます。
さらに打席は壁で仕切られていてプライベート感がしっかりある造り。これは、ミスショットした時に丸見えで恥ずかしいという初心者でも落ち着いて楽しめる空間にするためのようです。私的にも嬉しい造りです(笑)


この「インドアゴルフ・リーブル」で、もう1つすごいのは「運転免許返納者限定特典」というサービスです。
車で郊外の練習場やラウンドに行けなくなったとしても、近くのインドア練習場に入会してゴルフに触れることができるということです。
運転免許返納者には、入会金を無料、初月会費50%オフの特典。
しかも、この「インドアゴルフ・リーブル」は24時間営業。
高齢者の方であれば、毎日行ったとしても1日330円ほどで済む料金設定だそうです。毎日は行かないとしてもリーズナブルな価格設定ですよね。


団塊世代が2030年に80歳になる「2030年問題」。
ゴルフ業界にとって、若年層の取り込みと共に高齢者のリタイア防止が大きな課題になってきます。
若年層のゴルフ参入への壁として“車離れ”による練習場やゴルフ場への「足」がない、という問題があります。同じく高齢者についても免許返納後の「足」の問題が出てきます。
最寄り駅からの送迎サービスなどで、練習場やゴルフ場に行けるようなサービスを考えていくことが必要になるのではないでしょうか。
パチンコ業界のみならず、ゴルフ業界にとっても今回のリーブルの取り組みが何かのヒントになるかもしれないですね。

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アイデア溢れる時間!!


【NEW】

名古屋造形大学様と蔵珍窯様との産学連携プロジェクト
《中間報告プレゼンテーション》


4月にスタートした産学連携プロジェクトの第7回目にあたる5月26日(金)に、これまで学生が展開してきたアイデアの検討、今後の方向付けの場として「中間報告プレゼンテーション」が行われました。場所は前回のオリエンテーションが行われた名古屋造形大学のプレゼンテーションルームですが、今回は前回の抽選を勝ち抜いた20名が集まり、ピリッとした緊張感が漂っていました。

プレゼンスタート直前の様子

こちらからの参加者は、蔵珍窯の小泉社長とクオリアからは渡邉社長、山田チーフコンサルタント、そして下尾です。

1人の持ち時間は発表の5〜6分と質疑応答などを含めて10分、全員で200分(^_^;) 休み時間は各自が取ることにして18時までフル稼働でした。(皆さんお疲れさまでした)

発表された20名のアイデアはここではご紹介できませんが、将来は大ヒット商品になりえる可能性を秘めた提案がとても多く、我々もワクワクドキドキの200分でした。

実はここ名古屋造形大学は、数年前まで私がプロダクトデザイン教授としてお世話になった古巣ですが、近代的な立派な新校舎になってますので、なんか古巣とは言い難いですね。

教え子だった学生が結婚されて助手として勤務されていて、「下尾先生、お久しぶりです! 旧姓○○です。」なんてマスク顔で突然挨拶されて困惑したものです。彼女もこの中間報告プレゼンにアドバイザーとして参加していて、とても的確で的を射るコメントを各学生に送っていて、1人のデザイナーとして頼もしく思いました。

このブログを書いている間も、学生さん達は7月28日の最終プレゼンテーション&審査発表に向けて頑張っていることでしょう。このプロジェクトが蔵珍窯様と名古屋造形大学様の大きな実績に繋がる様に我々クオリアスタッフも鋭意努力をしていきたいと思います。

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おとなの夢のコーナー

2023年5月12日 金曜日

皆さんはチョコレートの「リンツ」をご存知ですか?チョコレートに詳しくない方でも“綺麗な包みの丸い飴玉のようなチョコレート”を一度は口にしていると思います。私はチョコレートには詳しくありませんが、誰でも知っている“ゴディバ”や“デメル”、私も美味しいと思う“ヴィタメール”…おそらくこれらに並んで日本でもよく知られるのが“リンツ”だと思います。

リンツは、1845年に創業したスイスのチョコレートメーカーです。リンツの偉業は、チョコレート史上初の「なめらかな」「とろける」チョコレートをロドルフ・リンツさんが発明したことです。それまでザラザラとした舌ざわりが当たり前だったチョコレートに、「コンチング」という手法を採用し現在のチョコレートのスタンダードでもある「なめらかな」「とろける」食感を1870年代に取り入れたそうです。リンツの代表とも言えるチョコレートは「リンドール」という商品。リンドールの発売は60年以上前で「シェル」と呼ばれるチョコレートの外殻の中に、なめらかなフィリングを詰めた2層構造のトリュフチョコレートです。このフィリングの口どけのなめらかさがリンドールの大きな特徴です。


リンツの日本法人は、リンツ&シュプルングリージャパンという会社。2010年設立と比較的新しい会社ですが、かなりのハイスピードで店舗を広げ、現在直営店83店舗とオンラインストアで事業を展開しています。なんと業績も好調で2桁成長を続けてきているようです。成長の理由の一つが、“量り売り”という特徴的な販売方法です。フロアの中央にリンドールを山盛りに陳列し、そこから色とりどりのリンドールから好みのフレーバーを選んで袋に詰めていくことができるわけです。

リンドールは22種類のフレーバーがあり、季節ごとの期間限定商品もこの中に加わります。まさに選ぶ楽しさ・喜びの演出ですね。ひと昔前、百貨店の子供のお菓子売り場にチョコやラムネ、駄菓子が山盛りに積まれた陳列場があり、袋詰めできるコーナーを見かけました。その“夢のような楽しい場所”を、リンツは「大人の夢のコーナー」として作り出しているわけです。さらにリンドールはキラキラした紙包みでキャンディのように包まれているので、見栄えもいいですよね。

実はこのような販売方法をとっているチョコレート店は他にはないらしく…リンツの大きな強みとなっているそうです。価格もリンドールは他の高級チョコレート店のチョコレートよりは少し安く、1個あたり110円程度。若い世代も気軽にいろいろなフレーバーを購入することができるわけです。


またギフトとしての需要も高いようです。コロナ禍、チョコレートの業界も少なからず売上の影響を受けたようですが、リンツはオンラインショップを業界の中でかなり早い段階(日本法人の創業後まもなく)で始めていたこともあり、成長を止めずに続けてこられました。さらにオンラインショップで購入したお菓子を贈り物にできる「デジタルギフト」やアプリの構築など、デジタル化にも取り組んできたようで、リアル店舗の楽しさとオンラインでの利便性の両方をうまく活かしたというわけです。

リンツはよく言う「オンライン」で販売して広げるという戦略に重きを置いているだけでなく、オンラインでの接点をきっかけに、リアル店舗に来て楽しんでもらうという動線イメージを考えているようです。その仕掛けが今年の初めに期間限定で開催された「リンドール診断」という企画です。

サイト上で6つの質問に答えると、自身の性格などを全22種類のリンドールのフレーバーに例えて診断し、自分に合うリンドールを選び出してくれるという面白い企画です。そして診断後には、公式LINEにてクーポンが発行され、店頭で提示すればリンドールの人気フレーバーBest5から好きなフレーバーを2つもらえたそうです。色々な仕掛けを行っているリンツがどのような成長をしていくのか楽しみですね。

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プライドをもって製品開発


皆さんはデザイン家電はお好きでしょうか?±0(プラスマイナスゼロ)、cado、ヤコブ・イェンセンなど様々なブランドがあります。おしゃれ好きな私は、できればデザイン家電を購入したいと思ってしまいます。実は、弊社の別会社の「リアルフリート」の名称は、私が好きだったデザイン家電アマダナの旧社名から付けました(笑) 様々なブランドが出ていますが、デザイン家電の代表といえば「BALMUDA(バルミューダ)」です。

バルミューダの魅力は、大手家電メーカーにはない斬新なアイデアと、おしゃれで機能的なデザインですが、その中でもコロナ禍でヒットした「トースター:BALMUDA The Toaster」が代表例でしょう。弊社にも少し前までありました。独自のスチームテクノロジーを採用しているこのトースターは、付属の小さなコップで少量の水を注ぐことで、焼き上がりが「外はカリカリ、中はもっちりふわふわ」という「窯から出したばかりのような食感や風味」が再現できます。価格は通常のトースターの数倍強の高級品ですが、2015年の発売から累計で100万台以上も売れているようです。すごいですよね!


この大ヒット製品のトースターを看板に、2020年東証マザーズへ上場。製品としては空調家電、調理家電、掃除機などを展開しています。売上規模約176億(2022年12月期)で、大手総合電機メーカー(例えばパナソニックの家電事業で約2兆円規模)に比べてかなり小さな規模ですが、大手メーカーにはない独自性と芸術性が魅力的な会社だと思います。

例えば、バルミューダは企画開発と販売に注力する体制で自社工場を持たず、製造は中国や台湾、国内の工場に製造委託する水平分業体制を敷いていて、そのため営業利益率は10%台(パナソニックは3%程度)と高いのです。また、白物家電と呼ばれるキッチン用品に黒物家電(AV製品等)のデザイン性や表面処理を採用し、スイッチやダイヤルひとつにも操作感と高級感にこだわるプロ仕様のテイストが魅力的で、すでに成熟した汎用品市場の中でも、高単価販売が出来ていることが特徴として挙げられます。

価格については、社長が「消費者感覚」に基づいて開発の初期段階で大体の販売価格を決めているそうです。それでも売れるのは「高収入の男性」を販売ターゲットとした『本物志向』『デザイン性』の追及と「クリエイティビティーによってお客様に選ばれている会社である」というプライドを以て製品開発と創意工夫を繰り返しているからでしょう。


例えば、「そよ風のような扇風機」「窯から出したばかりのパンの味を再現するトースター」といったコンセプトを立ち上げ、エンジニアとクリエイティブチームが一丸となって新たな製品開発に挑みます。そして完成した製品は「バルミューダ ザ・〇〇」という1つの型のみで展開し、発売したら5年~10年はモデルチェンジをしません。また価格も定価販売が基本です。一般的に家電品は年に2度程度モデルチェンジを行い、旧型はセール対象となって価格競争が巻き起こりますが、バルミューダにはそれがありません。つまり買った後に直ぐに古くならない点も魅力のひとつです。

物語仕立ての開発背景も、バルミューダのブランド力を支えています。例えば、掃除機については「クイックルワイパー派だった社長が、自分でも欲しいと思える理想的な掃除機を作り出すまで」という物語が販売時のパフォーマンスとして用意されていたようです。

最近では「BALMUDA Phone」でスマートフォン市場へ参入しました。思ったようには売れていないようですが、従来の大手総合電機メーカーにはない独自性と芸術性のある家電にはとても興味を惹かれるものです。バルミューダの次の展開に注目したいですね。

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【セミナーのお知らせ】美大教授が教える!「問題解決のための思考の整理術」

2023年4月27日 木曜日

みなさんこんにちは、下尾です。

昨年6月に入社しもうすぐ1年になろうとしていますが、今はブランディングとデザインならびにニュービジネス開発を担当しています。


80年代の「ものづくり時代」を家電メーカーのデザイナーとして明け暮れ、90年代の「ことづくり時代」では、経営戦略スタッフとして経営トップのビジネスイメージを可視化し全社員に浸透させる戦略デザインを担当しました。

そして21世紀を向かえ「ひとづくり時代」として、未来のデザイナーを育てる教育の現場(美術大学)に転職しました。

大学では、デザイン教育は勿論ですが、デザインがビジネスの武器になるための知財(知的財産)教育に注力しました。

モノのデザイン、コトのデザイン、考え方のデザイン、そして学術としてのデザイン研究、デザイン教育と、思えば社会人としての40年以上を全てデザインに関わる現場で過ごしてきたことになります。

この40年余りは、多種多様な問題・課題との闘いでもありました。

しかしながらデザイナーは日常的なOJTとして「着眼力」「発想力」「想像力」でモノ・コトを捉え、「創造力」「表現力」で可視化・実現する体力を身に付けています。

私は、経営戦略スタッフ時代に構築された問題解決メソッドを、その後のデザインの現場・教育の現場でも活用してきました。

その一環として言えることは、問題解決には独自の素材が重要で、それは自分の感性をフィルターとして得た様々な情報の蓄積と自己管理の仕組みでした。

この度、皆様のその方法をご紹介したいと思います。


どのように自己の感性をフィルターにして情報を得て蓄積するのか?をINPUT、蓄積した情報をどのように活用して問題解決に臨むのか?をOUTPUTとして、ご説明したいと思います。

今日から直ぐに始められるメソッドではありますが、実はこれまで経験・体験されてきた事柄も有用な素材に再調理できますので、是非お仕事やプライベートにも有意義に活用していただけたらと思います。

皆様のご参加をお待ちしております。

クオリアグローバルマネジメント株式会社 下尾邦之
  • 1981年:
    武蔵野美術大学卒業後、三洋電機株式会社に入社し家電製品のデザインを担当。
  • 1992年:
    米国NYCに駐在し、デザインマーケティングおよびエコビジネスにおけるデザイン戦略を担当。
  • 2001年:
    会社設立50周年記念事業である岐阜ソーラーアークの本体デザインおよび事業推進構想を担当。
  • 2007年:
    大阪成蹊大学芸術学部プロダクトデザインコースに准教授として着任。
  • 2008年:
    倉敷芸術科学大学の非常勤講師として着任。現在もデザイン実技および知財教育を担当。
  • 2013年:
    名古屋造形大学造形学部プロダクトデザインコースに教授として着任。

 プロダクトデザインと知財教育の強化を図り、『知的財産管理技能検定』では合格者数全国一位(高校・大学の部)を2年連続(2016年春、2017年春)で達成するなど多くの知的財産管理技能士を輩出。

  • 2022年:
    クオリアグローバルマネジメント株式会社に入社。現在に至る。
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名古屋造形大学様と蔵珍窯様との産学連携プロジェクトキックオフ!!

2023年4月14日 金曜日
昨年末から準備を進めて来た名古屋造形大学様と蔵珍窯様(多治見市の陶磁器製造販売)との産学連携プロジェクトがついに始まりました!
  
案内された白い新校舎の中は、光が溢れる明るい空間が拡がり、空間を遮る壁はなくワンフロア全体がオープンで開放的。しかも機能的にデザインされ未来的でさえありました。こんな環境で学べる学生は幸せだなぁと心の声。

 

殆どの席が埋まったプレゼンルームで、授業内容の説明が始まりました。
熱心にメモをとる学生の姿に、このプロジェクトに対する熱意を感じました。

   

次にこのプロジェクトの企画背景などを弊社社長の渡邉が説明。コンサルティングビジネスを分かりやすく説明し、社会にとってデザイナーの価値の大きさを伝え、期待のエールを送りました。
  
そして、蔵珍窯の小泉社長が美濃焼の説明と実際の制作記録映像を紹介。
学生だった頃の作品をご紹介いただきましたが、その奇抜なアイデアと陶器のイメージを超えた芸術作品に、全員が息を吞みました。

  

ところで今回のプロジェクト授業の定員は20名ですが、履修希望者は予想を遙かに超える31名ということでした。企画した我々には嬉しい悲鳴でしたが、学生達には酷な公開抽選会が待っていました。

  

公平に抽選ということで、くじ引きアプリで公開抽選開始!
31分の20を願って、学生が一人ずつカードを指定します。
「当選です!」
「ざんねんでした…」
プロジェクターに映し出されるくじ引きアプリの殺伐とした文字。
なんとも心苦しい時間でした。

  
説明会が終わって学生が退室した後に、担当の教授に交渉開始。
 「このプロジェクトが成功して来年も続投となったら、今回外れた学生を優先してあげてください!」 
ダメ元で言ったのですが「勿論(^-^)」という快諾をいただきました!

  
今日、抽選に外れてしまった彼らのためにも、来年も続投できるようにプロジェクトを必ず成功させたいと思います!

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【岐阜駅前歯科・矯正歯科様】がリニューアルOPENを記念して「無料セミナー」を開催

2023年1月9日 月曜日

クオリアは、岐阜駅前歯科・矯正歯科様のリニューアルOPNEに向けて、内覧会やセミナーの準備など、お手伝いをさせていただきました!

  

2022年12月6日に、医療法人スマイルの岐阜駅前歯科・矯正歯科様がリニューアルOPEN。リニューアルを記念して、12月4日(日)に「インプラント、インビザライン無料セミナー」を開催しました。

    

インプラントでお悩みの方、歯の矯正をご検討中の方に向けて、治療方法や期間、治療の効果など具体的なお話しを歯科医師から聞くことのできる講演会です。

   

「医療法人スマイル」のご紹介

医療法人スマイルは、名古屋駅前、小牧、岐阜駅前の3拠点を中心に、インプラントやインビザラインを専門に行う完全自費の歯科医療法人です。

   

当グループは「私たちは、歯科医療のプロフェッショナルであり続ける」ことを理念としてかかげ、他院では治療困難な難症例の患者様を救うために、日々技術研鑽している歯科医院です。

   

医療法人スマイルのインプラント治療の特徴

1)4本のインプラントで全ての歯を一気に新しくする「All-on-4インプラント」に対応

「All-on-4インプラント」は、総入れ歯の方、多くの歯を失っている方、歯周病で多くの歯がグラグラになっている方に最適な治療方法です。

  

一般的なインプラント治療は、歯を失った箇所に1本ずつインプラントを埋入しますが、多くの歯を失うと埋入本数が増えるため、身体的にも経済的にも負担が大きくなります。

  

「All-on-4インプラント」は、4本のインプラントで土台を作り、人工歯を装着する治療方法となります。埋めたその日に仮歯を固定しますので、治療を受けた当日から軽い食事ができるのも大きな特徴です。

  

2)骨が薄くインプラントが出来ないと諦めていた方への「ザイゴマインプラント」に対応

通常のインプラントは、顎の骨にインプラントを埋入しますが、骨が薄い方は骨を作る手術(骨造成)が必要になります。骨造成は、治療期間が長く身体的負担も大きい治療方法です。

  

「ザイゴマインプラント」は、頬骨にインプラントを埋入治療方法です。頬骨は、非常に硬い骨があり、インプラントの固定源に理想的とされています。「All-on-4インプラント」と同様に、オペ当日に軽い食事であれば取ることが可能です。

  

しかし、通常のインプラントと違い、長いインプラントを埋入ため、技術と経験が必要です。手術を行える歯科医師は、全国的にみても少ないのが現実です。

  

今回リニューアルを行う『岐阜駅前歯科クリニック・矯正歯科』の特徴

1)インプラント専用のオペルーム完備

インプラント治療は、世界レベルの感染防止対策を施した滅菌空間である専用のオペルームを完備しています。

  

2)リカバリールームを完備

インプラント手術後、ご帰宅中に支障が出ないように、十分休むことができるリカバリールム(回復室)を用意しています。

  

3)同じ担当医師が責任を持って対応

無料カウンセリングから診断、治療、アフターケアまで同じ担当医が責任を持って対応しています。全ての歯科医師がインプラントに精通し、グループ全体で連携を取りながら治療を行います。

  

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夏季休業のお知らせ

2022年8月3日 水曜日
平素は格別のご愛顧を賜り、厚くお礼申し上げます。 
誠に勝手ながら、以下の期間を夏季休業とさせていただきます。 
ご不便をお掛け致しますが、何卒ご理解のほどお願い申し上げます。     

     

■夏季休業期間:
2022年8月6日(土) ~ 8月14日(日) 
※2022年8月15日(月)より、通常通り営業いたします。
              
夏季休業中に頂きましたお問い合わせにつきましては、
2022年8月15日(月)以降、順次対応させていただきます。

     

ご不便をお掛け致しますが、何卒ご理解のほどお願い申し上げます。
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